写メ日記写メ日記

年越しそば

2021/12/28 19:32:22

 拝啓 仕事納めも終わり、ほっと落ち着いてお正月までを指折り数えるころとなりました。
今年も残すところ後わずかです。
いかがお過ごしでしょうか。

 昨日、1月1日が賞味期限のスイーツをたくさん買ってしまいました。どうやら、頭のどこかで1月1日まではまだまだ先だと思い込んでいたようです。
落ち着いて考えてみたら、あと数日しかないことに気づきました。

 それぞれのご家庭でのお正月準備も本番となり、掃除や買い物でこれから忙しくされることでしょう。
 私も大掃除を済ませたら、お正月料理の準備とお正月飾りをセットします。
そして、今年こそは大晦日にしっかりと年越しそばを食べようと思いました。

 大晦日に食べる年越しそばは、一年をしめくくる年の瀬の風物詩です。
年越しそばには、細く長く幸せに暮らせますようにとの願いが込められています。
 今までは、あまり遅い時間に食べるのはちょっと…、というわけでお正月に食べたりしていました。
残念なことに、なぜ大晦日に食べるのかという意味が私にはわかっていなかったのです。

 除夜の「除」は、一年の穢れを取り除くという意味です。
そばは他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の厄災を断ち切る」、「一年間の苦労を切り捨て翌年にもちこさない」という願いを込めて年越しにそばを食べるようになったという説もあります。
また薬味のネギについては、心和らげるという「労ぐ(ねぐ)」の意味があるそうです。
 折りしも11月〜12月は新蕎麦の旬です。香り立つ新そばを一年の締めくくりの日にいただくのは、まさに心身の一新にふさわしいならわしだと感じました。

 今年一年の厄災を断ち切るために、いつも以上にそばをよく噛んで噛んで噛んで食べようと思います。そうすることでそばをいっぱい切れば、いくつもの厄災を切れるかもしれません。
 
 今年のそばは何にしましょうか。
やはり大好きなにしんそばでしょうか。
心和らげるためにネギをたくさん入れて、今年一年を労うことも忘れずに!
 除夜の鐘を聴きながらそばを噛み噛み、清らなる新しい年を迎えたいと思いました。
                   かしこ