写メ日記写メ日記

晴れやかに、笹やかに…

2022/01/10 22:54:43

 今日、1月10日は成人の日でした。
朝から成人式に向かう振袖姿の女の子たちをたくさん見かけました。
彼女たちが歩くたびに着物の袖がひらひらと舞う姿に、おとなの世界への扉を開こうとする明るい希望の光が後押しをしているようでした。
蛹が美しい蝶へとなるように、無限に広がる素晴らしい可能性を求めて羽ばたいていくことでしょう。
 朝から晴れやかな気分にさせてもらいました。
 
 2022年4月から、成年年齢が18歳に引き下げになりますが、来年の成人式はどのように行われるのでしょうか。ちょっと楽しみです。

 また今日は、10日ゑびすの日です。
「商売繁盛で笹持ってこい」のえべっさんは、今も昔も関西では初詣以上に混み合うという人気ぶりです。
 笹は「節目正しく真っ直ぐに伸び」「弾力があり折れない」「葉が落ちず常に青々と繁る」といった特徴から、家運隆昌、商売繁盛の象徴となっています。
また、福笹につける縁起物(小宝)は、えびす樣への願いや信仰を表します。
 参拝される方々は、神社から授かる野の幸、山の幸、海の幸を模した小宝、または小宝のついた福笹を購入し神社からの御神徳を持ち帰ります。

 10日ゑびすに行ってきました。
もう何度お参りに行ったことでしょう。
えべっさんは、もう今では1月10日前後の恒例行事になってしまいました。
 とにかく人が多いです。
人の流れにギュウギュウ押されながら、福熊手と福箕を買いました。
本殿の正面でお参りをした後、左側へまわって横の戸を軽くたたいてから願いごとをします。
戸をたたくのは、えびす様は耳が不自由だからだそうです。

 何度もお参りに行くうちに、だいぶ学習しました。
福熊手と福箕、大きさにもよりますが結構なお値段です。また、少しずつ値上がりしているようにも思いました。
もったいないと片方だけにしたこともありましたが、それは駄目なんだそうです。
福をかき寄せるための「福熊手」と集めた福をすくい取る「福箕」はセットだと教えられました。
まるで箒と塵取りのようだと思いました。
また、飾り方や飾る方角もあるそうです。

 お参りを終えると、通りには小宝のついた福笹を持っている人がたくさんいました。
ついている小宝を数えながら、それぞれにいくらぐらいかかったのかを計算してしまうのも毎年のことです。
この福笹も、小宝をたくさんつけるとかなり高価なものになります。だから笹だけ買って、小宝は使いまわすという話も聞きました。

 福を授かりに行く十日ゑびすですが、あまり欲張ったりケチったりすると、さすがにえびす様も船に乗って逃げて行かれるように思いました。
〜過ぎたるは猶及ばざるが如し〜
 ほどほどがいいですね!