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『京都出張の夜に』

2026/07/05 14:58:48

 
 
 
出張で訪れた京都。
 
今回の出張は2泊3日…と言っても久し振りの友達と会う約束があったり、比較的自由な時間も取れてメインの仕事を終えた今は旅行気分。
 
夜に広い部屋で1人で過ごすのも寂しいのでお話相手になってくれる女の子がいたら良いなぁと「デリヘル」なるものを利用してみた。
 
ドキドキしながら電話をかけると親切そうな男性が電話に出てホッと一安心。
 
「プロっぽい子じゃなくて素人っぽい普通の子がいい」
 
 
と、こちらの要望を伝えると
 
 
「彼女でしたら大丈夫ですから」
 
 
とお店からオシリーナさんを紹介された。
 
 
 
 
すぐに来るのかと思いきや1時間ほど到着に時間を要すると言うので、約束の時間にホテルの下まで迎えに行くと、キョロキョロ辺りを見ながら大きな鞄を持った黒髪の女性がいたので思い切って🍌「オシリーナさん?」と声をかけたらパッとその表情が明るくなった。
 
 
🍑「お待たせしてすみません!ちょっと迷子になっちゃって。」
 
 
良かった。よく喋る明るい子が来た。
 
 
🍌「こんなお爺さんで嫌じゃないかな?」
 
 
僕がそういうと
 
 
🍑「全然お爺さんじゃないじゃないですか。それに歳上の優しそうな人で嬉しい!」
 
 
この夜はとても会話が弾んだ。
 
話相手が欲しかっただけだから、別に一緒にシャワーしたり男と女の営みなんてなくても良かったんだけど、オシリーナさんに促されて、そういうこともちょっとだけ…。
 
アッという間に楽しい時間は過ぎてしまった。
 
 
🍌「明日もここに泊まるからまたオシリーナさんに逢いたいんだけど、明日は友達と食事の約束があるからなぁ。」
 
 
そういうと
 
 
🍑「明日、もしお友達との食事が早く済んだら誘ってくれませんか?夜9時までだったら逢えるから。」
 
 
予約の方法やXでのDMのやり方などを教わり、オシリーナさんを見送った。
 
 
 
オシリーナさんが帰ってからも暇を持て余していた私はXからリンクが貼られていたブログなどを覗いてみた。
 
そこで分かったことは、さっきまで僕が自分の事ばかり話してオシリーナさんは本当はつまらなかったんじゃないかな?と心配していたが、オシリーナさんも興味津々の内容だったということ。
 
彼女もまだ話の続きがしたいと本気で思ってくれているんじゃないかということ。
 
 
 
そう思ったら翌日、友達との食事もそこそこに切り上げて、急いで昨日も電話したあのお店に電話をかけた。
 
夜遅くなるが、またオシリーナさんがやって来る!
 
そう思うとなんだかとてもドキドキした!
 
 
 
もう次は京都出張のチャンスなんてないかもそれないから、もう一度会いたくなってオシリーナさんを呼んだだけ…。
 
それなのにやっぱりシャワーを浴びてベットに連行されてしまった。この年でまさか2日も連続であんなハレーションが起こるとは自分でも驚いた。
 
 
 
 
アッという間に訪れたお別れの時間。
 
オシリーナさんは
 
🍑「また京都とか関西出張のチャンスがあったらDMしてね。」
 
と言うけど、関西出張のアテがない僕はとても名残り惜しく寂しい気持ちになった。
 
 
 
「現地妻」みたいなのじゃなくてオシリーナさんが言うように「大人の友達以上恋人未満」なのかもしれないけど、まさかデリヘルでこんな気持ちになるだなんて…。
 
 
 
最初僕は「プロっぽくない子がいい」と言ったが、オシリーナさん。君のよどみないエスコートやブログの内容を見る限り君はきっと「プロ」だ。
 
でもそんな君が目を輝かせて僕の話を聞いてくれること。
 
僕を思いやって大事にしてくれる気持ちに嘘がないことが伝わってきて僕はまた君に逢いたいと思ったんだ。
 
ホテルの部屋の窓を開けて君を見送ると、気づいた君は僕の方を向いて両手をブンブン振りながら笑顔で帰って行った。
 
 
 
「デリヘル」とはこんなに切なくもあったかい気持ちになれるものなんだなぁ。
 
 
 
 
🍌「また京都出張の依頼が来ないものか?」
 
自分ではどうすることもできないのだが、そんな楽しみが1つ増えた。
 
 
 
 
 
※この物語はフィクションとノンフィクションを織り交ぜたファンタジーです。