おはようございます。

　今日は京都三大祭りの一つ、時代祭です。
10月22日は、平安遷都の日。
京都に都がおかれた平安時代から明治維新までを、動く歴史風俗絵巻として行列が巡行します。かなり長いですが、なかなか見応えのある行列です。

　もうずっと「時代祭りやってるね！」という程度だったのですが、何年か前に、じっくりと観たことがあります。
行列は約2kmにわたり、間隔をかなり空けてのゆったりとした進み具合いでした。
最初から最後まで観るためには、いったい何時間かかるのだろうと心配になったほどです。

　でも、平安時代から明治維新といえば、約1,100年間です。それをほんの数時間ではなかなか伝えきれるものではないでしょう。
だからこそ、各時代行列に使用する衣裳や祭具の一つ一つが、綿密な時代考証をもとに作製された本物であり、観ていてため息が出ました。
京都が都として千有余年にわたって培ってきた伝統工芸技術の粋をみた思いでした。

　今年は、３年ぶりの時代祭行列巡行です。
行列が進む沿道は、おそらくたくさんの人で賑わっていることでしょう。
京都には、雅な平安絵巻のようなイメージがありますが、新撰組の時代の跡地や邸宅が今もたくさん残っています。
美しく高貴でありながらも、時代を動かした人々が活躍した激動の舞台、京都。
1,100年の歴史を改めて知る一日となりました。

　今日も、素敵な一日になりますように！