写メ日記詳細
創造の世界
2022/10/04 05:45:45
おはようございます。
今日もまた、昼間の気温が高そうです。
ただ夏の暑さに比べると、カラッとして涼しげな感じがします。秋ですね!
読書の秋です。
私は、本を読むことが好きです。
なかなか時間が取れませんが、就寝前は、本を
ゆっくりと読む時間を取りたいといつも思っています。
田辺聖子の「絵草紙 源氏物語」という本を読みました。1帖から54帖までの長編が一冊にまとめられていました。
私が初めて読んだ「源氏物語」が、田辺聖子の「新源氏物語」だったことが懐かしく思い出されました。
光源氏に恋をしたわけではないのですが、「源氏物語」にハマり、とことん読み耽ったことがあります。
現代語訳になっているものは、田辺聖子だけではなく、与謝野晶子、瀬戸内寂聴、谷崎潤一郎、円地文子、橋本治などのものがあります。
好きが高じて、おそらく一通りは読んだと思います。
たとえ訳者は違っても、同じ作品を何度も読むなんて馬鹿みたいと思っていましたが、これだけ読めたのには理由があるのです。
古文で書かれた長編小説を現代語に訳しただけではありませんでした。
そこには、訳者の個性や独特な解釈が如実に表現されていました。
それはまるで、訳者の感じる世界を思うがままに表したそれぞれが別の作品のようでした。
だから、何度も読むことができたのです。
読書の素晴らしさは、そこにあると思います。
本は、自分が感じる世界を自らが思い描くことができます。文章だけを頼りに、イメージするシーンを頭の中に描き、行間に込められた思いを考えていくのです。
そこには、創造の世界があります。
活字離れが進んでいるのは悲しいことです。
確かに、「読む」よりも「観る」方がわかりやすいです。
しかし、他人の感性で創られたビジュアルイメージを一方通行で受け取るよりも、時間はかかりますが、文章を読み取り、自分の感性でイメージを創り上げるほうが喜びは深いはずです。
感性を磨くということは、そういうことではないかと思いました。
気候も味覚も最高の快適な季節です。
心ゆくまでお楽しみください。
今日も、素敵な一日になりますように。
おはようございます。
今日もまた、昼間の気温が高そうです。
ただ夏の暑さに比べると、カラッとして涼しげな感じがします。秋ですね!
読書の秋です。
私は、本を読むことが好きです。
なかなか時間が取れませんが、就寝前は、本を
ゆっくりと読む時間を取りたいといつも思っています。
田辺聖子の「絵草紙 源氏物語」という本を読みました。1帖から54帖までの長編が一冊にまとめられていました。
私が初めて読んだ「源氏物語」が、田辺聖子の「新源氏物語」だったことが懐かしく思い出されました。
光源氏に恋をしたわけではないのですが、「源氏物語」にハマり、とことん読み耽ったことがあります。
現代語訳になっているものは、田辺聖子だけではなく、与謝野晶子、瀬戸内寂聴、谷崎潤一郎、円地文子、橋本治などのものがあります。
好きが高じて、おそらく一通りは読んだと思います。
たとえ訳者は違っても、同じ作品を何度も読むなんて馬鹿みたいと思っていましたが、これだけ読めたのには理由があるのです。
古文で書かれた長編小説を現代語に訳しただけではありませんでした。
そこには、訳者の個性や独特な解釈が如実に表現されていました。
それはまるで、訳者の感じる世界を思うがままに表したそれぞれが別の作品のようでした。
だから、何度も読むことができたのです。
読書の素晴らしさは、そこにあると思います。
本は、自分が感じる世界を自らが思い描くことができます。文章だけを頼りに、イメージするシーンを頭の中に描き、行間に込められた思いを考えていくのです。
そこには、創造の世界があります。
活字離れが進んでいるのは悲しいことです。
確かに、「読む」よりも「観る」方がわかりやすいです。
しかし、他人の感性で創られたビジュアルイメージを一方通行で受け取るよりも、時間はかかりますが、文章を読み取り、自分の感性でイメージを創り上げるほうが喜びは深いはずです。
感性を磨くということは、そういうことではないかと思いました。
気候も味覚も最高の快適な季節です。
心ゆくまでお楽しみください。
今日も、素敵な一日になりますように。