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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

 皆さまはどのようなお正月を過ごされていますか?
私は、くらしに根づく暦である七十二候の本を読んだせいもあってか、年末年始は昔からくらしの中で受け継がれているものを、できるだけ大切にしたいと思いながら新年を迎えました。
三が日はまだ終わっていませんが、今日までをふと振り返ると、とてもシンプルなお正月だったように思います。
昔からのならわしを踏襲すると、自然とそうなってしまったように感じました。

 大掃除を終え、買い出しを済ませ、おせち料理の準備をし、鏡餅や難転ずの願いを込めた南天とお花を飾りました。
年越しそばはしっかりと噛んで噛んで噛んで昨年の厄災を祓いながら、除夜の鐘とともに新年を迎えました。
 
 そして次の日の朝にはお雑煮を作り、おせち料理とともに「あけましておめでとう」と2022年を迎えたお祝いからスタートしました。
その後は、近くの神社に初詣です。
昨年の報告と新年のお願いをしてきました。
特に自慢できることはありませんが、このシンプルで慣習にのっとった流れが、いつもの年以上にお正月らしいお正月だったと感じました。

 こんな昔のままのピュアな気持ちで新年を迎えると、不思議なことに新年への思いが頭の中でひとつの漢字として浮かんできました。
それはまるで毎年12月に京都の清水寺で発表されるその年の世相を表す「今年の漢字」のようでした。
 清水寺の漢字は一年の振り返りですが、私が思い描いた漢字は私自身の今年の抱負となるような気がしました。

 新年を迎えて、初硯。
心のままにその一字を書いてみたいと思いました。