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マティーニの流儀

2022/01/23 19:12:56

もう一度観てみたくて録画をしておいた007シリーズ。
 スカッとスマートで何をしても様になる007を久しぶりに夢中になって観てしまいました。
だいぶ以前のものを含めて7作品ほどです。
ジェームズ・ボンドがショーン・コネリー、そしてダニエル・グレイグのものでした。
 
 ショーン・コネリーは、初代ジェームズ・ボンドです。その第1作目〜4作目を観ました。どれも1960年代の作品です。
そしてダニエル・グレイグは、6代目ジェームズ・ボンドです。最新作は2021年の作品です。

 一番古いものと一番新しいものを観たせいもあるのか、約60年の時の流れをまざまざと感じました。
そして映画のなかにも、60年の時を経たいろいろな違いがはっきりと見えていました。

 まずファッションや車体のフォルム、今と比べるとちょっと笑ってしまうほどでした。
次に、007シリーズには必ずつきもののレーダー探知機や無線機、ボンドカーのメカニックなところにもかなり時代の流れを感じました。
 初代のものは、どこもかしこもアナログでした。
ITへと突き進んできた過程が、映画のなかにも如実にあらわれているところに感慨深いものを感じました。
 1960年代といえば、オフィスにはパソコンはありませんでした。今から考えるとどうやって仕事をしていたのでしょうか。

 しかし、どの作品にも変わらないものがありました。それは、マティーニの流儀です。
「ウォッカマティーニをステアせずにロックで」、このジェームズ・ボンドのマティーニは1作目から華麗なシャンパンとともに度々登場します。
本来はジンベースのマティーニを、すっきりとしたウォッカベースに変え、かき混ぜるのではなくより冷たく爽やかに仕上がるようにシェイクするというものです。
これも、モテる男を演出するためのこだわりの流儀なのでしょう。

 007オリジナルのカクテル、ヴェスパーも人気があるようです。
こちらは、美女との恋の駆け引きの際のカクテルらしいです。