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スーパー猫の日

2022/02/22 19:40:43

拝啓 日々の寒さの中にも、幾分か春の気配を感じるこの頃です。
お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 今日は、2022年2月22日です。
「2」が6つ並ぶ日です。
「2」が6つ連なるのは、1222年の鎌倉時代以来、800年ぶりだといいます。何だか特別な日のような気もしてきました。

 調べてみると、毎年2月22日は「猫の日」だそうです。「ニャンニャンニャン」という語呂合わせから、そのように定められたそうです。
そして、「2」がさらに6つ並ぶ今日は、「スーパー猫の日」となっていました。ちなみに次のスーパー猫の日は、100年後の2122年2月22日です。
 一生の間に1度あるかどうかという、猫好きの方々にはかなり特別な日らしいです。

 近年、猫の人気は高まっているようです。
ペット業界の調べでは、昨年中に飼われるようになった猫は、コロナ禍前の24%増しになったそうです。
猫は苦しい時に人を慰めつつ、また経済の味方でもあります。
猫の写真集がばんばん売れ、猫喫茶がつぎつぎとオープンしたり、また猫の図柄をあしらって話題になった商品は、日本酒から電車の切符にまで及んでいます。
この経済活動の盛り上がりを「ネコノミクス」と呼ぶそうです。

 私は猫を飼ったことはありませんが、愛情を注げば注ぐほど自分にそれ以上のものを与えてくれるというのは、とても気持ちが癒されることだと思います。
言葉を交わすことはできませんが、飼い主の愛情はきっと猫に伝わっているのでしょうね。
もし猫が喋ることができるのであれば、今日のスーパー猫の日のことをどう思っているのでしょうか。
聞いてみたい気がしました。

 向春といえども、朝夕の寒さに油断なさいませんように。
                 かしこ

愛を語るワイン

2022/02/14 20:57:15

 今日は、バレンタインデー。
今では冬の定番として、すっかりと定着しています。
女性から男性へチョコを贈るというのは日本独自の文化のようですが、世界各地でも「恋人たちの日」として祝われているそうです。
 1月の終わり頃から、あちこちのショップではお祭りムードを盛り上げるためにハートのマークがいっぱいでした。
特に、チョコレート専門店や有名スイーツ店はバレンタインのプレゼントを買い求める人で列をなしていました。
 まだまだ寒い日が続きますが、店先を賑わしている女性たちの熱い思いがこちらにまで伝わり、ほんのりと体を温めてくれるようでした。

 バレンタインに恋人へプレゼントを贈る場合、海外では男性から女性にチョコレート以外のプレゼントを贈るようです。
最近は日本でもその文化が取り入れられつつあるそうですが、その新しい文化に便乗して、バレンタインのプレゼントにぜひお勧めしたいワインがあります。
値段もお手頃で飲みやすいです。
そのワインは、シチリアの「ダリラ」という白ワインなのですが、本物の愛を語るワインです。

「バルコニーに立つダリラ。カーテンを開け、外を覗けば不安は消え去り、愛が始まる。くたくたになった一日の終わりに彼を見つけ、幸福に包まれるダリラ。カントドーロはバルコニーの彼女を見上げ、キスを贈る。そして物語が始まる。日が暮れてしまう、その前に。」
これはシチリアに古くから伝わるロミオとジュリエット版、ダリラとカントドーロの愛の物語です。

 「ダリラ」のボトルのラベルには、愛の歌の楽譜があしらわれています。また対の赤ワインは「カントドーロ」。
まさしく愛をテーマにしたワインなのです。
ですから、恋人へのプレゼントにはピッタリではないかと思いました。

 華やかでフルーティーなダリラを味わいながら、シチリアの愛の物語のような甘美なときを過ごすのはいかがでしょうか。
 愛を語るワインで、ぜひ素敵なひとときを!
 

桃色気分

2022/02/10 21:32:41

 暦の上では立春を過ぎました。
それに歩調を合わせるかのように、冬のバーゲンセールはトーンダウンし、デパートの洋服売り場は春色モードとなっています。
そんな様子を見ているともう春がやってきたような気持ちでいましたが、まだ2月の中旬に入ろうとする頃です。
やっぱり、寒くて当然です。
ですが時おり降り注ぐ陽光に、嬉しい春を感じています。

 毎年春が近づいてくると、なぜかピンク色したふわふわと柔らかな服を着たくなります。
春になると桜咲くというイメージのせいか、この季節にはやはりピンクがよく合います。
服だけでなくお菓子やスイーツ、商品のパッケージまでがピンクになり、花咲く前に売り場のフロア全体が桃色モード満開です。

 まだまだ寒い日が続くなか、いろいろなピンクを眺めているだけでも気持ちが明るくなってきます。
これを私は、桃色気分と呼んでいます。
 新しく生まれる春、美しく花開く春、色鮮やかに舞う春、エネルギーが溢れ出す春、そして新しいステージがスタートする春。 
春、春、春、リズミカルに口ずさみながら、ひとつひとつを目で楽しみながら、心がルンルンと弾み春気分になっていきます。

 春はもうすぐそこまできています。
春爛漫より一足お先に、ピンク色で春気分を楽しんでいます。
 ピンクには、幸福感や安心感のイメージがあるそうです。
そんなピンクだからこそ、ピンクのものを見たり、身につけたりすることで、ふわふわとした弾むような桃色気分にさせてくれるのかもしれません。

 「ふわふわと 弾む気持ちは 春爛漫
         まとうピンクで 桃色気分」





うららかな春

2022/02/04 21:45:18

 目覚めると、気持ちのよい朝でした。
 今日は、立春。
 初めて春の兆しが現れてくるころのことです。
また旧暦では、新しい年がはじまる日でもあります。
そういう意味では、昨日の節分は大晦日。
豆まきをして、恵方巻と節分鰯を食べました。
そして、新しい年への再度の願いごとをしながら節分そばを何度も何度も噛みました。

 その甲斐あっての爽快な朝のスタートだったのでしょうか。
さらに私の弾むような気持ちを後押しするかのように、春の柔らかな陽射しがキラキラと降り注ぎます。
こんな日には、何かいいことがありそうな予感すらしてきました。
 こんな具合で、意気揚々と家を出ましたが、早速忘れものをしてしまいました。
いつもならイライラするところですが、そのときの気分というのは不思議なものです。
「今日は諦めて、明日にしよう」などと、ミスを都合よく前向きにリセットしてくれました。

 気の持ちようというのは、本当に大切なものだと感じました。
春の陽だまりのように、柔らかく暖かい気持ちでいると、ほんの些細なトラブルなどはうまく吸収して浄化してくれるような思いがします。
 またそれとは反対に、ささくれだった気持ちをむき出しにしていると、トラブルの方が呼んでもいないのに勝手にくっついてくるみたいです。

 お昼頃になると、さらに陽射しが眩しくなってきました。
自然は、もう春です。
春は、見つける喜びに満ちています。
草木が芽吹き、花が咲き、鳥がさえずる姿に気づくたび、ふと顔が綻んできます。
忙しい日々のなかでも、ささやかな季節の移ろいに、
心を動かされることこそが、心の休息につながるのではないかと感じました。 
 

一年の節目

2022/02/02 20:11:52

 デパートの地下を見てまわっていると、豆、恵方巻、鰯にそばなど、節分にちなんだ食材が並んでいました。
そう明日は、節分です。
年中行事のひとつでもあるので、デパートだけではなく、あちらこちらのお店で「節分」をキーワードに盛り上がっていました。

 昔は、季節の変わり目にあたる立春、立夏、立秋、立冬の前日すべてが節分とされていました。
一年の節目にあたる春の節分に重きがおかれはじめたのは、室町時代からだそうです。
季節の変わり目には悪鬼が出てくるといわれ、豆が「魔滅」の音に通じることから「鬼は外、福は内」の掛け声で豆まきをする習わしがはじまったそうです。

 節分といえば、恵方巻もはずせません。
節分の夜、その年の縁起のよい方角である恵方に向かって太巻きを丸かぶりすると、福が来るといわれています。
その際の決まりごとは、太巻きを一本食べ終わるまで、口を聞いてはいけないことです。

 恵方巻はもともと大阪で商売繁盛を祈願する風習としてはじまり、巻き寿司や太巻きと呼ばれていました。
その後、1998年にセブンイレブンが恵方巻と名を変え全国展開したことにより、今の恵方巻文化が創られたようです。
豆まきの文化に比べると、まだまだ新しい文化です。

 また、節分の時期になると、玄関に魚の頭が刺さった葉や枝を見かけたことはありませんか。
これは「柊鰯」と呼ばれるもので、主に関西での昔からの風習です。
柊の葉の棘が鬼の目を刺して鬼が入って来れないようにします。そして焼いた鰯の臭いや煙で鬼が近寄らないといわれています。
恵方巻と違い馴染みの少ない節分鰯ですが、昔の人のくらしの知恵を試してみるのも節分らしいかもしれません。

 さらに、「節分そば」というものがあります。
こちらも歴史は古く江戸時代からです。
節分は、立春の前日。そして、大寒の最終日です。
冬から春へと季節が変わる節目です。
江戸時代には、この日を年が改まる日と考え、年越しそばを食べていたそうです。
 明日が大晦日だと思うと、もう一度一年のスタートの仕切り直しをしてみるのもいいかなと思いました。
厄災を断ち切り、運気アップの願いを込めて、よく噛んでそばを食べるのもいいかもしれません。

 そう考えるだけでも、2022年になってなかなか思うようにいかないことを、節分〜春分という新しい年の運気が後押しをしてくれるように感じました。
 できることなら、豆まき、恵方巻、節分鰯、節分そばのすべてにチャレンジしたいなと思いました。