おはようございます。
駅のホームの自販機でコーヒーを買おうとしたら、一部だけですがHOTという表示になっていました。
コンビニのレジ付近でも、中華まん蒸し器やおでん鍋を見かけるようになりました。
もう10月です。
温かいものが欲しくなる季節の到来を告げていますが、まだHOTに手を出す気にはなれません。

出張で西の方に行ってきました。
関西とあまり変わらない昼間の暑さでした。
変わるものといえば言葉ですが、地元ならではのお料理にも遠征してきたという実感がわきます。
今では全国のご当地グルメはそのほとんどがお取り寄せできますが、やはり現地に行っていただくのが一番味わい深いです。

まずは馬刺し。
関西でも馬刺しは食べられますが、本場の馬刺しは種類もいろいろ。
美しい霜降りは、まるで芸術作品のよう。
口の中でトロけるようなお肉の味わいに、ほんのり甘い醤油がベストマッチ。
ついでに焼いたお肉や煮込んだお肉もいただきましたが、牛とはまた違う味わいに舌鼓。

美味しい時間は、至福の時。
たくさん食べた分は、頑張って運動をしないといけないなと思いながら、出てきたものは余すことなく味わいました。


拝啓　一年のなかでも過ごしやすい季節となるはずの10月ですが、まだまだ暑いです。
ご機嫌いかがですか。

この暑さで、魚が獲れるべき場所で獲れないという話をよく耳にします。
秋鮭が美味しいシーズン、鮭も獲れないので値段が上がっています。もちろん、いくらも。
秋刀魚の値段は少し落ち着いたようにも思いますが、それでも高いうえに小さいです。

魚が獲れないのは、この暑さのせいで海水温が3〜4℃上昇していることが理由のようです。
38℃のお風呂が42℃となると、ゆっくり入っていられません。
それと同じように、魚も自分に合う海水温の場所を求めて移動しているのでしょう。

先日、食べたかった戻り鰹を食べに行きました。
仕事がうまくいったお疲れさん会。
お目当ての戻り鰹以外にもいろいろと目移りして、秋刀魚の刺身、セコガニ、毛ガニ、生牡蠣、伊勢海老と欲張って旬三昧をさせていただきました。
夏のものだと思っていた毛ガニ、冬のものだと思っていた牡蠣、獲る場所が変われば年中獲れるそうです。

海水温上昇で、獲れる場所が変わるのも仕方のないことなのかもしれません。
ブリが北海道で大量に獲れたというニュースのように、魚の生態系が変化しつつあるのだと思います。
それに合わせて頭の中のデータをリアルタイムに更新し、旬を美味しく楽しく安くいただきたいものです。

来週ぐらいからは、暑さも落ち着くようです。気候も味覚も最高の、快適な季節を心ゆくまでお楽しみください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　かしこ