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Thank you for your kindness

2021/12/31 18:05:23

拝啓 「光陰矢のごとし」といわれるように、月日が経つのは本当に早いものです。
2021年も今日で終わりです。
新しい年を迎えるご準備は整いましたか。

 今年一年を振り返ると、長かったのか短かったのか、正直いうとよくわかりません。
確かに、一年が過ぎていくのは早かったような気がしますが、一日一日の積み重ねのなかにはたくさんの充実した時間がありました。
そのひとつひとつが心の中に色濃く残っていることを思うと、きっと長〜い一年だったのだろうと今感じています。

 すれ違うときのなかで偶然にもお逢いできたこと、温かく見守り続けていただいたこと、そして美しく磨かれていくような輝かしいときを過ごせたことに、心から感謝しています。

 「逢いたかったあ〜」とおっしゃってくださったあなた。もう、何度お逢いしたのでしょうか。それでも、そのときどきはいつも新鮮な喜びでいっぱいでした。
逢瀬を重ねるたびに心が繋がっていくようなあなた、
ただ一緒にいるだけで幸せな気持ちになれました。
お久しぶりにお逢いできたあなた、再会できた喜びとともにどこか通じ合えるものがあることを感じました。
しばらくお逢いしていないあなた、お元気にしておられますか?またお逢いできることを楽しみにしています。
まだ見ぬあなた、心ときめくひとときをぜひ一緒に過ごしましょう。お待ちしています。

 言葉では言い尽くせないほどの素晴らしい出逢いと清らかなときが、私の心と体を磨き輝かせてくれていることを感じています。
 素敵なあなたとの心に響く出逢いを、さらに色鮮やかな美しい糸で紡いでいきたいと思っています。

〜すれ違う 輝品の風に 誘われて
          心あらわる 清らなるとき〜

今年も、ありがとうございました。
また来年も、よろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください。

                    かしこ

マイ・フェア・レディ

2021/12/30 21:43:26

 拝啓 昨日に引き続きの帰省ラッシュのようでした。
 「寒い」「寒い」と言いながらお土産をたくさん持って帰省されている姿には、どこかしら温かな喜びが感じられました。
お正月は、いかが過ごされるのでしょうか。

 今日は、偶然にもホテルのフレンチレストランの前を通りました。ふと立ち止まり中をチラッと覗いてみました。静かで落ち着いたおとなの雰囲気がとても素敵でした。

 相変わらず寒い日が続きます。
お身体大切になさってください。
                  かしこ


「マイ・フェア・レディ」

煌めくクリスマスの饗宴を終えたフレンチレストラン。
慌ただしさも小休止、新年の幕開けまでは静かなしっとりとした本来の落ち着きを取り戻していました。
店内のライト、ワイン色に輝くグラス、窓から観える夜景、それぞれの光が乱舞し、これからはじまる素敵なおとなのひとときを祝福しているかのようでした。

 テーブルに案内され、さっと引かれた椅子に腰掛けようとするタイミングで、椅子の位置を整えてくれます。
この瞬間、背筋がスッとのびるのを感じました。
この時の心地よさ、気持ちよさ、ちょっとした優越感に、目の前の夜景までがさらに美しく目に映りました。
この今の気分、いったい何と表現すればよいのでしょうか。
頭に浮かんだ言葉、それは「マイ・フェア・レディ」でした。

 「マイ・フェア・レディ」というアメリカのミュージカル映画がありました。
オードリー・ヘップバーンが演じる下町育ちの下品で粗野な娘をレディに仕立て上げるというストーリーです。そしてラストシーンでは、彼女は見事に優雅なレディへと変貌を遂げました。

 レディになれた瞬間のシーンに、はっとするような驚きと溜め息が出るような憧れ、よかったという安堵感を覚えました。
そしてドレスアップして美しく気高く振る舞うヒロインには、なぜかフレンチと赤ワインが似合うような気がしました。

 フレンチレストランの席に着くと、私もまた映画のヒロインのようにレディになった気持ちになります。
そんな時は、とても良い姿勢になり、料理も小口で少しずつ、ワインもできるだけ上品に楽しみながら、いつもよりちょっと気の利いた会話をしています。
まわりの雰囲気に馴染む、まさにそんな感じです。

 雰囲気にも、ドレスコードみたいなものがあるような気がしました。
 今日はちょっと覗いただけでここまで妄想してしまいましたが、私もビギンズ教授のような方と出逢い、レディになるためのレッスンを受けてみたいなと思いました。

              by Ryo Shimizu



年末の風物詩

2021/12/29 22:07:01

拝啓 お正月のご準備はお進みですか。
私はとりあえずお正月飾りだけはセットしました。
たったそれだけのことなのですが、だんだん気分がお正月になってくるようでした。

今日は帰省ラッシュのピークだったようで、駅のホームはいっぱいの人でした。キャリーケースを手にしている人が何と多かったことか。
こんな様子も、もうすぐお正月ということを語りかけているようでした。

また、あちこちでお正月飾りを見かけました。
大きいものや小さいもの、シンプルなものや豪華なもの、とにかく飾る場所やスペースに合わせてうまく工夫してアレンジされたお正月飾りには、新年に向けたそれぞれの思いを感じることができました。
お正月に来られる年神様のための飾りが、ライフスタイルの変化に合わせてカタチを変えていくのも、また見応えがあるものだと思いました。

ホテルのフロントのカウンターにちょこんと置かれたお正月飾りには、お客さまへの気配りの細やかさに心安らぐ思いがしました。
そして、泉の広場のダイナミックな飾りには、人がたくさん集まってくるパワーを感じました。
きっと、このあたりは賑やかで晴れやかなお正月になるのでしょう。
明日は、和歌山に行きます。和歌山でもいろいろなお正月飾りを見るのが楽しみです。

今年もあと2日。
今年一年を振り返る大切な時間にしたいです。
そして心爽やかに新しい年に向かいたいなと思っています。
                  かしこ

年越しそば

2021/12/28 19:32:22

 拝啓 仕事納めも終わり、ほっと落ち着いてお正月までを指折り数えるころとなりました。
今年も残すところ後わずかです。
いかがお過ごしでしょうか。

 昨日、1月1日が賞味期限のスイーツをたくさん買ってしまいました。どうやら、頭のどこかで1月1日まではまだまだ先だと思い込んでいたようです。
落ち着いて考えてみたら、あと数日しかないことに気づきました。

 それぞれのご家庭でのお正月準備も本番となり、掃除や買い物でこれから忙しくされることでしょう。
 私も大掃除を済ませたら、お正月料理の準備とお正月飾りをセットします。
そして、今年こそは大晦日にしっかりと年越しそばを食べようと思いました。

 大晦日に食べる年越しそばは、一年をしめくくる年の瀬の風物詩です。
年越しそばには、細く長く幸せに暮らせますようにとの願いが込められています。
 今までは、あまり遅い時間に食べるのはちょっと…、というわけでお正月に食べたりしていました。
残念なことに、なぜ大晦日に食べるのかという意味が私にはわかっていなかったのです。

 除夜の「除」は、一年の穢れを取り除くという意味です。
そばは他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の厄災を断ち切る」、「一年間の苦労を切り捨て翌年にもちこさない」という願いを込めて年越しにそばを食べるようになったという説もあります。
また薬味のネギについては、心和らげるという「労ぐ(ねぐ)」の意味があるそうです。
 折りしも11月〜12月は新蕎麦の旬です。香り立つ新そばを一年の締めくくりの日にいただくのは、まさに心身の一新にふさわしいならわしだと感じました。

 今年一年の厄災を断ち切るために、いつも以上にそばをよく噛んで噛んで噛んで食べようと思います。そうすることでそばをいっぱい切れば、いくつもの厄災を切れるかもしれません。
 
 今年のそばは何にしましょうか。
やはり大好きなにしんそばでしょうか。
心和らげるためにネギをたくさん入れて、今年一年を労うことも忘れずに!
 除夜の鐘を聴きながらそばを噛み噛み、清らなる新しい年を迎えたいと思いました。
                   かしこ

赤のメッセージ

2021/12/26 19:30:48

 拝啓 クリスマスが終わったとたん、街はいっせいに年末のムードです。
お正月のご準備は進んでいますか。

 デパ地下では、昨日まではチキン、オードブル、スイーツのオンパレードでした。ですが、今日はそのスペースにはおせち料理の材料がずらりと並んでいました。
昨日からのこの瞬時の変わりようは、まるで歌舞伎の「早変わり」を観ているようです。
この早変わりが合図となって、家庭での本格的なお正月準備がスタートするように思いました。

 お花屋さんの前を通ると、あれだけたくさん並んでいたポインセチアの「赤」が南天の「赤」に早変わりしていました。
南天は、「南天」=「難転」〜難を転じて福となす〜ということから、縁起木として愛されてきました。
冬の寒いときに可憐な赤い実をつけるので、慶事飾りにも喜ばれ、お正月用の生花や寄せ植え、そして門松にも使われています。

 この「赤」という色は、他のどの色よりもインパクトがあるように思います。
また魅惑的な色でもあります。
 今日も、赤色のように温かで情熱的なひとときを過ごすことができました。
やはり、「赤」の発するメッセージはとても素敵だなと思いました。

 お正月のイメージも「赤」です。
赤い鮮やかな実がとても美しい南天を添えるだけで、お正月らしさがグッとアップし、彩りと華やぎが増すように思います。
なんだか、赤い服を着た時の気分によく似ています。
 お正月は新しい年がはじまるめでたい日です。
難を転じる赤い実に、福をもたらす願いを込めながら、今年は門松を飾りつけたいなと思いました。

   〜門松に 赤き実添へて 南天ず〜
 
                    かしこ